症状別食養療法
生理痛

【 症状 】
子宮の出口が硬く、月経血が排泄されないため、腹部に膨満感が常にあり、生理の時に下痢や鈍痛が酷い症状の時もある。
月経困難症などの症状がある。たいていの女性は月経が始まると、下腹部の圧迫感や痛み、腰痛、頭痛、吐き気、いらいらなどの症状を感じる。
この症状が強く、日常生活が困難な場合をさす。

【 対策 】
軽い場合は、精神的ストレスが関係していることがあるので、リラクゼーションを誘う音楽やハーブィティーなども有効。
また、女性ホルモン様作用のある大豆やザクロなども効果的。

※子宮や卵巣などの婦人科系や、脳の下垂体が異常でおこる無月経や、生理痛が日常的におこる月経困難症などの症状がある。

生理痛には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。
また、スギナ茶の飲用も利尿効果が高く毒素排出に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.ホルモン・自律神経のバランスを整えるもの
 2.下半身の血液循環を活発にするもの
 3.腎臓・腸の機能を整えるもの

 例)
  ホルモンバランスを整えるもの‥・葛、タンポポ、発芽玄米、よもぎ、ユリ根、胡麻、ぎんなん、かぼちゃの種、人参、にんにく(醤油漬)、蓮の実。
  自律神経を安定させるもの‥・なつめ、胡麻、ユリ根、麻の実、海藻
  下半身の血流を盛んにするもの‥・葛、味噌、醤油、梅干、ねぎ、ニラ、玉ねぎ、わけぎ、松の実、ぎんなん
  腸の機能を高めるもの‥・蓮根、蓮の実、自然薯、黒豆、ヤンノー、人参、よもぎ、かぼちゃ、ごほう

【 食べてはいけないもの 】
 1.ホルモン・自律神経のバランスを崩すもの
 2.腎臓・腸の機能を低下させるもの
 3.身体を冷やすもの加工度の高いもの

 例)
  動物性食品‥・卵、牛乳、肉、魚介類の干物、マヨネーズ、ケーキ、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルト、バター、ハム、ソーセージ、かまばこ
  極陰性果物‥・バナナ、マンゴ、パイナップル、メロン、パパイヤ、ブドウ、ナシ、オレンジ、カキ、レモン
  精製糖‥・白砂糖、ざらめ、氷砂糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、還元糖
  香辛料、酢
  アルコール飲料

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●シネオール・・・血流を促進し、身体を温める。
 ●アルカロイド・・・自律神経及びホルモンバランスを整える。
 ●クロロフィル・・・造血作用で、身体を温める




健幸塾「風見どり」