症状別食養療法
老眼

【 症状 】
中年になって、近いところのものが見えない状態。若い時は、水晶体が厚くなったり薄くなったりし、遠くや近くが見えるが、 加齢に伴い、水晶体の柔軟性が薄れ、近いところが見えなくなる生理的な現象。
以前見えていた近くのものがばやけて見え、遠くに離さないと見えない。

【 対策 】
老眼になると、老眼鏡を使う他はないが、予防としては、老化現象を遅らせる抗酸化食品のほか、ブルベリーやメグスリノ木、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれる食品を摂るのも有効。

※目の調節力は60歳が限度とされるので、それ以上の年齢で老眼が進むことはない。

老眼には ビワ葉温灸が効果的です。
スギナ茶の飲用も利尿効果が高く抗酸化に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.眼球の細胞を引き締めるもの
 2.眼球組織の血流を促進するもの
 3.視神経の機能を高めるもの
 4.肝臓機能を高めるもの
 5.血液の質を改善するもの

 例)
  蓮根、よもぎ、ごほう、ひじき、あらめ、黒胡麻、赤味噌、醤油、たまり、ひしお、浜納豆、梅干、三年番茶、梅醤番茶・・・組織収れん作用
  胡麻、ほうれん草、ニラ、人参、菊花(黄色)、銀杏、クルミ、松の実、醤油漬ニンニク・・・眼球血流促進
  なつめ、麻の実、ユリ根、発芽玄米、ニラ、ねぎ、らっきょう、玉ねぎ、もやし、ブロッコリースプラウト(もやし)、昆布、ひじき、あらめ、 ふのり、もずく、のり、青のり、クルミ・・・神経系改善
  葛、ハトムギ、ふのり、ニラ、タンポポ、よもぎ、大根葉、人参葉、胡麻、もやし、干椎茸、なつめ、プルーン、人参、里芋、らっきょう、セリ 昆布、キャベツ、白菜・・・肝臓機能亢進
  ハトムギ、よもぎ、葛、大根葉、ニラ、ねぎ、玉ねぎ、わけぎ、ふのり、味噌、醤油、梅醤タンポポ茶・・・血液浄化

【 食べてはいけないもの 】
 1.細胞を弛緩させるもの
 2.肝臓に負担をかけるもの
 3.ミネラル代謝を乱すもの
 4.老廃物を増加させ血液循環を悪くするもの

 例)
  強陰性果物・・・バナナ、パイナップル、メロン、マンゴ、グレープフルーツ、オレンジ、パパイヤ、レモン、ブドウ
  精製糖・・・白砂糖、氷砂糖、ザラメ、乳糖、ブドウ糖、果糖、オリゴ糖、還元糖
  油脂・・・バター、マーガリン、ショートニング、ラード、ヘット、サラダ油、加工油
  動物性食品・・・肉、魚介類、乳製品、卵など
  清涼飲料・・・ジュース、コーラ、スポーツドリンク
  加工度の高い食品・・・インスタント食品、レトルト食品、練り製品、一般調味料など

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●カルシウム・・・眼球組織収れん作用、自律神経の安定化。
 ●タンニン・・・抗菌・収れん作用が眼精疲労・眼病を改善。
 ●コリン・・・肝臓機能を亢進し、視力を改善する




健幸塾「風見どり」