症状別食養療法
更年期障害

【 症状 】
更年期(閉経の前後5年)に現れる多種多様な症候群で、自律神経失調症を中心とした不定愁訴を主訴とする症候群。
のぼり、ほてり、発汗、手足や腰の冷えなどの血管運動神経症状や、憂うつ、意欲の減退、不眠、不安、イライラ、易興奮性、落ち着かないなどの精神神経症状、全身倦怠感、脱力感、頭痛、偏頭痛、頭重感、耳鳴り、肩こり、腰痛、生理不順、不正性器出血、閉経などがある。
原因としては、性腺機能の低下や心因性要素が関係しているといわれている。

【 対策 】
身体を構成する細胞を抗酸化の状態にして活性化させ、生命力を強化する食べ物をとるよう、食生活を改善すること。

※ 卵巣機能低下などの内分泌機能障害、自律神経失調症うつ病の悪化、尿路感染症、消化性腫瘍、メニエール病、甲状腺機能障害などに注意!

更年期障害には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。
また、スギナ茶の飲用も利尿効果が高く毒素排出に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.ホルモンと自律神経系のバランスを整えるもの。
 2.内分泌腺と脾臓の機能を高めるもの。
 3.副腎の機能を高めるもの。
 4.血液を浄化と血液循環を促進し、身体を温めるもの。
 5.腸の機能と腸内環境を改善するもの。
 6.ミネラルバランスを整えるもの。

 例)
  発芽玄米、もやし、葛、人参、タンポポ根、よもぎ、なつめの実・・・ホルモン分泌を整える
  蓮根、ごぼう、自然薯、黒胡麻、蓮の実、ぎんなん、ニラ・・・副腎機能高進
  赤味噌、純正醤油、梅干、梅醤番茶、タンポポ、全粒ハトムギ・・・血液浄化、血液循環促進
  山芋、ひじき、わかめ、昆布、あおさ、あらめ・・・ミネラル豊富

【 食べてはいけないもの 】
 1.ホルモン及び自律神経のアンバランスをきたすもの。
 2.代謝機能を低下させるもの。

 例)
  精製食品・・・精製塩、白砂糖、ざらめ、乳糖、果糖、氷砂糖、グラニュー糖、白米
  祖悪アルコール飲料など・・・添加物入り加工飲料すべて
  強陰性食品・・・ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、輸入野菜、アルコール、メロン、ブドウなど
  飽和・酸化脂質・・・バター、マーガリン、ラード、揚げ菓子、スナック菓子、魚の干物
  動物食品・加工度の高い食品も要注意

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●大豆イソフラボン・・・女性ホルモン様物質、ホルモンバランス調整
 ●シネオール・・・自律神経調整、血液浄化作用
 ●ジンゼノサイド・・・ホルモン分泌促進、血流改善





健幸塾「風見どり」