症状別食養療法
月経前症候群

【 症状 】
月経が始まる3日から10日前ごろから、イライラしたり、興奮しやすくなったりする。黄体ホルモンが密接に関係すると言われるが原因は不明。
月経が始まると症状は消える。精神的な症状が表れ、怒りぽっくなったり、憂鬱になったりする。
乳房が張り、下腹部に不快感や痛みが走る。
また、頭痛や肩こり、便秘、むくみなども現われる場合もある。

【 対策 】
月経が始まると、症状は治まるので、我慢できるなら放っておく。
精神的な症状が強い場合は、ハーブティーを飲んだり、リラックスできる音楽を聞いたりし、イライラしないようにする。

※子宮内膜がんの恐れもある。

月経前症候群には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。
また、スギナ茶の飲用も利尿効果が高く毒素排出に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.内分泌腺の機能を整えるもの
 2.自律神経を安定化させるもの
 3.副腎機能を高めるもの
 4.肝臓機能を高めるもの

 例)
  発芽玄米、発芽胡麻、葛、タンポポ、よもぎ、かぼちゃの種、松の実、クルミ、ぎんなん、蓮の実、人参…内分泌腺改善作用
  なつめ、麻の実、ユリ根、胡麻、海藻、ニラ、ねぎ、玉ねぎ、のびる、らっきょう‥・自律神経安定作用
  自然薯、蓮の実、蓮根、黒米、黒豆、ヤンノー、よもぎ、人参、ブラウンマッシュルーム、かばちゃ、かぼちやの種‥・副腎高進作用
  葛、ハトムギ、ふのり、胡麻、タンポポ、大根葉、もやし、ブロッコリースプラウド(もやし)、ニラ、よもぎ、プルーン、なつめ、里芋、人参葉、人参、らっきょう…肝臓高進作用
  ひじき、あらめ、わかめ、めかぶ、のり、青のり、あおさ、昆布、ふのり…ミネラル補給

【 食べてはいけないもの 】
 1.内分泌腺機能を低下させ、ホルモンバランスを乱すもの
 2.神経系の働きを低下させるもの
 3.副腎・牌臓に負担をかけるもの

 例)
  動物性食品…牛乳、卵、肉、魚、動物加工食品
  精製糖‥・白砂糖、ざら目、氷砂糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、還元糖
  極陰果物‥・バナナ、マンゴ、パイナップル、メロン、パパイヤ、ブドウ、ナシ、オレンジ、カキ、レモン
  香辛料(刺激性の強いもの)
  酢
  清涼飲料
  アルコール飲料
  加工度の高い食品

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●女性ホルモン様物質・・・ホルモンバランス安定化。
 ●β-カロチン・・・ホルモン分泌を促進。
 ●リン・・・自律神経安定、リラックス効果




健幸塾「風見どり」